2022年4月12日。
滋賀県長浜市の旅館がホームページ上でロシア人の宿泊を拒否していたことから、県がこれを是正するための行政指導をしていたことが分かりました。
この記事では事件の内容と旅館側の主張を振り返ってみたいと思います。
ロシア人の宿泊拒否? – どんな事件だったの?
一連の事件の内容はこちら
旅館の担当者によると、侵攻開始直後の2月26日、HPに「ロシア人とベラルーシ人の今後一切の宿泊受け入れを停止します」「ロシアのウクライナ侵略に対して反対を表明します」などとする宣言を掲載した。
今月11日に県から行政指導を受けたことに伴って記載を削除する一方、「受け入れを再開する」との通知を掲載。宿泊停止については「ロシアとベラルーシの振る舞いに対して強い憤りを覚えます。ただ、ロシアやベラルーシの皆さんに罪はなく、宿泊拒否宣言がそれを糾弾するためには間違った手法ということは否定できません」としている。
出典:産経新聞 「ロシア人の宿泊停止」 HP掲載の旅館に指導 滋賀県
ロシアのウクライナ侵攻に対する抗議の意図で、ロシアとその友好国であるウクライナ国籍の方の宿泊を拒否していたようですね。
ロシア人宿泊拒否の旅館はどこ?特定された?
こうしたニュースに対し、SNS上では早くも様々な意見が飛び交い始めました。
そんななか、とあるツイートが話題を集めていました。
これかな。日付は2月26日
私たち、旅館紅鮎はロシア人とベラルーシ人の今後一切の宿泊受け入れを停止します。ロシアのプーチン大統領とベラルーシのルカシェンコ大統領は世界に対して何をしているかを理解するべきです。私たち、旅館紅鮎はロシアと戦うウクライナ、ウクライナ人と共にあります。 https://t.co/GP4laR1YpZ pic.twitter.com/W5PYUNyy8G
— Natto from the world(フルワクチン) (@FromNatto) April 12, 2022
当初の声明文の日付が2月26日と、上記の産経新聞のニュースと合致します。
また、受け入れ再開の通知文がトップページに掲載されていることから見て、該当の旅館は『旅館 紅鮎』で間違いないようです。
同旅館HPのアーカイブには、現在でも2/26当初の案内と思しきバナーが残っています。
出典:旅館 紅鮎
通知文自体は削除されており、現在はその内容は確認することはできません。
一連の騒動は正義感に基づくものだったと思われますから、必ずしも旅館側を責められるわけではない気もします。
今は一刻も早く、現地が停戦を迎え、ウクライナに平和が訪れることを願うばかりです。
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